今月は、お正月らしさを感じるものを作りましょう。
ちょっと特別、でも時間はかからないように。
12月 【1】 蓮根蒸し
お正月のレンコンといえば、酢のものが多いですね。
今回はすりおろして蒸しものに。
隠れている海老やギンナンが、お祝い気分。
【材料】
レンコン____________正味250g
上新粉_____________大さじ2と1/2杯
塩_______________小さじ1/4杯
海老______________4尾
ギンナン____________12個
だし______________200cc
醤油______________大さじ1杯
塩_______________小さじ1/4杯
味醂______________大さじ1杯
片栗粉_____________大さじ1杯
水_______________大さじ2杯
卸わさび
【作り方】
1. レンコンは良く洗い、皮付きのまますりおろして、ざるに上げておく。
海老は殻と背ワタを取り、1cmに切る。ギンナンは殻をむいて茹でる。
2. ボールにすりおろしたレンコンを入れ、上新粉、塩を加えて混ぜる。
海老とギンナンを混ぜたら、四等分して器に入れる。
3. 充分に蒸気の上がった蒸し器で、10分間蒸す。
4. 蒸している間に餡を作る。
だしに醤油、味醂、塩を入れて軽く煮立たせ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
5. 蒸しあがったレンコンに餡をかけ、卸わさびを添える。
【メモ】
もっちりしたレンコンが美味しいです。
でんぷんを逃がさないように、ざるで軽く水分を切るだけ。絞らないでくださいね。
わさびでもおろし生姜でも合います。
12月 【2】 帆立の醤油炒め
炒めものは調理時間が短くて、お客様にお出しするのも楽。
しかも帆立はすぐ火が通ります。下準備は怠りなく!
【材料】
帆立_______________12個
エリンギ_____________1パック
長ねぎ______________1本
鷹の爪______________1本
ニンニク_____________1片
〔帆立の下味〕
塩_______________小さじ1/3
コショウ
酒_______________小さじ1杯
片栗粉_大さじ2と1/2杯
〔炒め調味料〕
醤油______________大さじ1と1/2杯
胡麻油_____________小さじ2杯
酒_______________小さじ2杯
砂糖______________小さじ1杯
サラダ油
【作り方】
1. 帆立は厚さを半分に切る。片栗粉をまぶし下味を加える。エリンギは5mm厚さに切る。
ネギは斜め薄切り。ニンニクは薄切り。鷹の爪は種を取り、輪切りにしておく。
炒め調味料を合わせておく。
2. テフロンのフライパンにサラダ油を熱し、帆立を両面焼く。一旦取り出しておく。
3. サラダ油を敷き、鷹の爪とニンニクを入れ、香りが出るまで炒めたらエリンギを入れて、
水分が出てパチパチ言うまで炒める。
4. 帆立を加えて、合わせ調味料を二度に分けて加え、水分を飛ばすように炒める。
仕上げにネギを加え軽く火が通ったら、盛り付ける。
【メモ】
帆立から出てくる水分を片栗粉でガード。エリンギのうまみも加わって、美味しさがたっぷり。ご飯が欲しくなる一品です。
12月 【3】 小松菜と柿のサラダ
ご馳走ばかりは胃も疲れるもの。さっぱりサラダも食べましょう。
【材料】
小松菜______________小1束
種なし柿_____________1個
亜麻仁油_____________大さじ2杯
【作り方】
1. 小松菜はよく洗い、根を切り落とし、茎から順に3〜4cmくらいになるように手でねじ切る。
水気をよく切る。
2. 柿は皮をむき、薄切りにする。
3. 大きめのボールに小松菜とカキを入れ、亜麻仁油をかけて全体をざっくりと混ぜ合わせ、
器に盛り付ける。
【メモ】
味が無いのでは…と思うでしょうね?
意外にも調味しないことで、小松菜の味と柿の甘さが合わさって、トロピカルフルーツを食べているような感じになります。
簡単至極。一度試してください。
12月 【4】 わらび餅
お正月のデザートは、軽さが身上。そう思って、ヒンヤリプルプルのわらび餅にしました。
でも、お正月。黒豆登場!
【材料】
わらび粉_____________50g
水________________300cc
砂糖_______________30g
黒豆の煮豆____________1/2カップ
きな粉
【作り方】
1. 鍋にわらび粉を入れ、水を50ccだけ先に加えて、よく溶かす。
残りの水と砂糖を入れて、良く混ぜたら火にかける。
2. 全体に粘りが出て、透明感が出るまで混ぜ続ける。
3. 黒豆の煮豆を混ぜ、濡らしておいた型に流す。
4. 冷やしてから切り分ける。きな粉を添える。
【メモ】
型を使わずに、ちぎって分けても面白い形になります。
黒蜜をかけることが多いですが、今回は煮豆が甘いので、きな粉だけ。
※お断り/写真では、“黒豆”ではなく“とら豆”の煮豆を使用しています。